世界大百科事典(旧版)内のカメオ・グラスの言及
【カット・グラス】より
… カット・グラスは古代においてすでにみられ,年代を確定しうる最古の遺例として,アッシリア王サルゴン2世(在位,前721‐前705)の銘をもつガラス瓶がある。ローマ時代に入るとカット技法は広く採用され,線刻状のカットに加えて,複数の色層のガラス面を浮彫状にカットする,いわゆるカメオ・グラスも発達した。東洋では,パルティアやササン朝ペルシアのガラス器に広く用いられた。…
※「カメオ・グラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」