世界大百科事典(旧版)内のカラウィイーン大学の言及
【フェス】より
…また,旧市街地を訪れる観光客は多く,カラウィイーン・モスク,アブー・イナーン・マドラサ,アッターリーン・マドラサ,マウラーイ・イドリースのザーウィヤ(修道場),スーク(市)など魅力に富む歴史的名所が散在し,さらに迷路のような狭い道には,人間や動物の喧騒とさまざまな物の臭気が充満し,独特の雰囲気をつくり出している。たしかに経済的・文化的地位は相対的に低下したが,宗教的・学問的威厳は保たれ,それはイスラム神学研究の中心たるカラウィイーン大学およびモスクに継承されている。【私市 正年】。…
※「カラウィイーン大学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」