世界大百科事典(旧版)内のカラカミ貝塚の言及
【カラカミ遺跡】より
…遺跡は1920年ころ発見され,出土した鏡や漢式土器などが紹介された。貝層があることからカラカミ貝塚ともよばれることがある。52年には東亜考古学会が調査し,弥生時代中期後半の層から石斧,鉄銛,鉄鎌,鉄鉇(てつやりがんな),鹿角装刀子,銅鏃などが出土し,後期の層からも鯨骨製銛,鉄鏃,鉄鉇,鹿角装刀子,銅鏃や完形に近い漢式土器が出土して,原ノ辻(はるのつじ)遺跡と共に,石器から鉄器への転換を示す代表的な弥生時代遺跡として知られるようになった。…
※「カラカミ貝塚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」