世界大百科事典(旧版)内のカラバ侯爵の言及
【長靴をはいた猫】より
…フランスのシャルル・ペローが1697年に出版した《昔々の物語ならびに教訓》に再話として収めた昔話。遺産として猫しかもらえなかったある三男坊に,猫がカラバ侯爵という名をつけて巧みに王に推挙するいきさつを物語る。王が王女とともに川辺を散歩していると,猫はカラバ侯爵が溺れかけていると叫んで王の家来にこの男を救助させ,王には侯爵の衣類が盗まれたと偽って,りっぱな服をせしめる。…
※「カラバ侯爵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」