カルタゴ会議(読み)かるたごかいぎ

世界大百科事典(旧版)内のカルタゴ会議の言及

【新約聖書】より

…最後の《ヨハネの黙示録》は,世の終りについて詳細に描写をする黙示文学書であるが,著者は《ヨハネによる福音書》の著者と同一ではない。新約聖書が最終的に今日の形態をとるに至ったのは,397年のカルタゴ会議においてであり,それまでは各地方でそれぞれ独自のまとまりをもつ聖書が用いられていたと思われる。正典の決定を促す動機となったひとつの要因は,2世紀半ばのグノーシス主義者マルキオンが独自にしかも排他的にみずからの正典をつくり上げたことであった。…

※「カルタゴ会議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android