カルンクル(読み)かるんくる

世界大百科事典(旧版)内のカルンクルの言及

【エンレイソウ(延齢草)】より

…漿果(しようか)は球形で,中には多数の種子がある。種子は半月形で末端に白いやや肉質のカルンクルと呼ばれる付属体がある。これはアリを誘引する作用をもち,種子の散布のための適応であると考えられている。…

【種子】より

…これらの種衣は普通,あざやかな紅色で,鳥に食べられることにより,種子の散布に役だっている。 トウゴマの種子には胚柄の一部が発達したカルンクルcaruncleとよばれる付属体があり,脂肪を多量に含んでいて脂肪体elaiosomeともいう。この脂肪体はアリが好んで食べ,巣穴へ運ばれるが,種子本体は食害からまぬがれ,種子の散布に役だつ。…

※「カルンクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む