カレーム,M.A.(読み)かれーむ

世界大百科事典(旧版)内のカレーム,M.A.の言及

【フランス料理】より

… 帝政時代,それにつづく王政復古の時代になると,レストランの隆盛と並行して,上流社会の間に前代の宮廷料理が洗練された形で復活した。そうした場で活躍したカレームMarie‐Antoine Carême(1784‐1833)は,調理技術の整理,統合,献立の簡素化を目指し,近代フランス料理の基礎を築いた。こうした宮廷料理とレストラン料理との二つの流れを総合し,現代フランス料理の体系化を果たしたのは,19世紀末に活躍したエスコフィエAuguste Escoffier(1847‐1935)であった。…

【料理書】より

…これは一種の人生哲学を説いたエッセーであるが,美食家の経典ともいうべき反響を呼び,日本でも《美味礼讃》の名で翻訳されている。またM.A.カレーム(1784‐1833)が出て,その天賦の才を発揮し,数多くの料理書を精力的に世に問い,フランス料理の基礎固めをやってのける。著書5種10巻(主著は《19世紀のフランス料理技術》5巻)を数える。…

※「カレーム,M.A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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