世界大百科事典(旧版)内のカールソン,P.の言及
【エクジソン】より
…α‐エクジソン,前胸腺ホルモンの別称があり,時に20‐ヒドロキシエクジソン(20‐OH‐エクジソン,エクジステロン,β‐エクジソン,クラストエクジソンに同じ)を含めて脱皮ホルモンあるいは変態ホルモンともいう。単離と構造決定はドイツのブテナントA.ButenandtとカールソンP.Karlson一派によって1948年から始められ,17年の歳月を費やしたが,使用された蚕のさなぎは,乾燥重量で総計3.5tに及んだ。昆虫以外からは,海産ザリガニJasus labandiと海産のカニCallinectes sapidusから20‐OH‐エクジソンが単離・同定されている。…
【フェロモン】より
…それに対し,フェロモンは,同じように動物体内で生産されるが〈体外へ分泌された後に,同種の他の個体によって受けとられ,受けとった個体(受容者)に一定の行動や発育過程の変化といった特異な反応をひき起こす物質〉である。この定義はカールソンP.KarlsonとリューシャーM.Lüscher(1959)によるもので,現在では広く承認されている。フェロモンはギリシア語のpherein(運ぶ)とhormaō(刺激する)を組み合わせてつくられた言葉で〈体外へ運ばれて刺激する物質〉を意味している。…
※「カールソン,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」