世界大百科事典(旧版)内のがま仙人の言及
【ガマ(蝦蟇)】より
…ヒキガエル類には眼の後方に耳腺が発達し,分泌される乳白色の液には毒成分があって,かみついた犬が苦しんだり,いたずらした人間の目に入って角膜炎を起こさせたりする。動作緩慢でありながら蛇,猫,イタチなどに襲われても撃退するため,不思議な能力をもつものとして〈がま仙人〉などの名も現れた。これらのことから,この動物を魔性ありとして近世ことに種々の怪異談が伝えられている。…
※「がま仙人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」