世界大百科事典(旧版)内のガムラン・ドゥグンの言及
【ガムラン】より
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[青銅楽器中心のガムラン]
楽器を中心とする青銅ガムランは,ジャワとバリのどちらにおいても四つの楽器群から合奏が成り立っていること,骨格となる主旋律を基にして,構成楽器が比較的自由に変奏を行うこと,4拍子を基本とし最後の拍に重点がおかれる独特のリズム構造をもつこと,5音音階を用いること,など多くの共通点をもっているが,ジャワの西部・中部・東部・バリの4地域にそれぞれ様式の差が見られる。西部ジャワには,ガムラン・ドゥグン,ガムラン・クリニガンという二つのタイプがあり,前者はスリン,後者は歌が,はっきりとした主旋律を受け持ち,他の楽器の合奏自体はあまり複雑でなく,上の主旋律に対して従の関係にある。一方,バリにはいくつかのタイプがある中で,ガムラン・クビヤルが最もポピュラーである。…
※「ガムラン・ドゥグン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」