世界大百科事典(旧版)内のガーンダルバ音楽の言及
【インド音楽】より
…芸術的な感動の基本となる情緒は,愛,喜び,怒り,悲しみ,勇ましさ,憎しみ,恐れ,驚き,静けさの9種のラサとして数えられ,そのうち愛は根源的なものとして重要視され,また静けさに対応するラサはシャーンタśāntaと呼ばれ,最高の美的範疇とされている。
[ガーンダルバ音楽]
叙事詩の時代の後に,グプタ朝のインド古典時代を通じて行われた芸術音楽は,ガーンダルバと呼ばれる。《ナーティヤ・シャーストラ》《ダッティラ》等の文献にその楽理が詳しく説かれているが,音楽そのものの伝承はない。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」