世界大百科事典(旧版)内のキリスト単性論の言及
【単性論】より
…キリスト論をめぐる論争において5世紀前半に現れ,政治的に利用されてビザンティン帝国の東方(エジプト,シリア)の離反を促した神学説。〈キリスト単性論〉ともいう。単性論の極端な形は,提唱者ともいうべきコンスタンティノープルのエウテュケスによれば,キリストは受肉前は神性と人性の両性を有するが,受肉後は唯一の本性しかもたない,すなわち人性は神性に吸収されるとの立場である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」