キンドレッド(読み)きんどれっど

世界大百科事典(旧版)内のキンドレッドの言及

【イフガオ族】より

…売買,貸借,相続,水の権利,および紛争処理の手続などに関する厳格な慣習法を持つが,社会全体を統合する政治組織や首長は存在しなかった。父方,母方の第3イトコまでの親族によって構成されるいわゆるキンドレッドが,日々の生活,農耕儀礼,そしてかつて頻繁に行われた首狩りや紛争などに際して重要な機能を有した。彼らの宗教観念によれば,天空,地上,地下,川上,川下の五つに世界は分かれ,名前を持つものだけでも1000以上といわれる神々や諸精霊が,かなり整然としたヒエラルヒーをもって存在している。…

※「キンドレッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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