キーノ(読み)きーの(その他表記)keno

翻訳|keno

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キーノ」の意味・わかりやすい解説

キーノ
きーの
keno

ロットlottoやビンゴと同じ系統の賭(か)け事の一種。1880年代に流行し始め、一時は多くの国で行われたが、現在はアメリカのラス・ベガス、韓国などわずかな国のカジノ(公認賭博(とばく)場)で行われているにすぎない。参加者は、1から80までの数字が順次に書いてあるキーノ・チケットのなかから好きな数字を選び、賭け金を添えてキーノ・カウンター、またはキーノ・ランナーとよばれる係員に提出する。選べる数字の数は、1個から十数個までなら何個でもかまわない。選べる数の上限はカジノによって異なるが、12個~15個くらいまでに設定されている場合が多い。抽選は透明なコンテナーから順次に吹き出される20個の数字の書いてあるピンポン玉で行われ、選んだ数字と一定以上一致すれば配当金が支払われる。配当倍率は事前に選んだ数字の数と一致した数字の数による。

[倉茂貞助]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のキーノの言及

【ビンゴ】より

…イギリスはとくに盛んで女性たちに人気があり,ビンゴゲーム専用列車もある。ビンゴの変型はアメリカでキーノkenoと呼ばれ,5個以上同じ数字が並んだ場合は賞金額が飛躍的に増加するルールになっている。日本では1950年代にアメリカから伝わったが,流行することはなかった。…

※「キーノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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