クエン酸クロミフェン(読み)くえんさんくろみふぇん

世界大百科事典(旧版)内のクエン酸クロミフェンの言及

【排卵誘発薬】より

…排卵誘発には多くの方法があり,エストロゲンプロゲステロンを周期的に投与する方法,エストロゲンを一時的に大量投与する方法など卵巣性ステロイドホルモンを用いる方法が古くからあり,現在でも用いられてはいるが,この方法を用いることは少なくなってきている。排卵誘発薬として現在最も広く用いられているのは,クエン酸クロミフェンclomiphene citrate(商品名クロミッド)に代表される非ステロイド性の抗エストロゲンで,これを,5~10日内服させる方法である。クロミフェンは脳の視床下部,脳下垂体レベルでエストロゲンレセプターと結合し,それがきっかけになって,内服開始してから12日目ころに脳下垂体前葉からゴナドトロピンの大量放出が起きて,排卵が起こるものと考えられている。…

※「クエン酸クロミフェン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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