世界大百科事典(旧版)内のクォーク説の言及
【クォーク】より
…陽子と中性子およびそれらの間に交換されるπ中間子などは素粒子と呼ばれ,従来はこれ以上分割することのできない究極の粒子と考えられてきた。しかし,新しい素粒子が次々と発見されてその数が増えるとともに,M.ゲル・マン,G.ツワイクはこれらの粒子も複合体であり,さらに小さいクォークと呼ばれる超素粒子で構成されているとする説(クォーク説)を提唱した。クォークそのものが見つかったわけではないが(理由は後述),加速器を用いての実験などの結果は,このクォーク説を裏づけており,現在,クォークの存在は確実なものとされている。…
※「クォーク説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」