クラウス,K.K.(読み)くらうす

世界大百科事典(旧版)内のクラウス,K.K.の言及

【ブトレロフ】より

…ロシアの有機化学者。下級貴族の家に生まれ,カザン大学でジーニンN.N.Zinin(1812‐80)とクラウスK.K.Klaus(1796‐1869)に化学を学び,初め母校で,1868年からはペテルブルグ大学で教えた。1857‐58年の西欧出張後,当時の化学理論を批判し,クーパーA.S.Couper(1831‐92),F.A.ケクレの新概念(炭素の4価性,炭素炭素結合,1858)とみずからのメチレン誘導体研究などから,60年ころ化学構造論に到達した(1861発表)。…

【ルテニウム】より

…1828年ロシアのオサンG.W.Osannがウラル地方の白金鉱中から新元素を発見したとして,ロシアの古い地域名Rutheniaにちなんで命名された。しかしこれは後になってやはりロシアのクラウスKarl Karlovich Klaus(1796‐1864)により不純な酸化物であることが確かめられ,イリドスミンから純粋金属が単離された。地殻中の存在量は少なく,イリドスミン(オスミウムとイリジウムの合金で天然に産する)中に数%含まれている。…

※「クラウス,K.K.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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