最新 地学事典 「クラカタウ型カルデラ」の解説
クラカタウがたカルデラ
クラカタウ型カルデラ
caldera of Krakatau type
Krakatau火山の1883年の活動のとき生じた陥没カルデラをその典型として,H.Williams(1941)が提唱したカルデラの型の一つ。Williamsによって北米のCrater Lakeが最もよく調べられたので,クレーターレーク型カルデラとも呼ばれる。大規模な爆発的噴火によって多量のマグマが軽石や火山灰として中心火口から地表に噴出され,その直後に火口を中心とした地域が陥没して生ずるカルデラ。火口の下浅い所に大きなマグマだまりが存在し,多量のマグマが急激に失われるので陥没を生ずると考えられる。噴出した多量の火砕物質は,大規模な火砕流を生じ広い地域を覆うことが多い。直径20kmに達するものが少なくなく,特徴的に負の重力異常を示す。カルデラの形成後再び噴火活動が起こり,後カルデラ火口丘を生ずることが多い。日本の主なカルデラは大部分クラカタウ型カルデラである。参考文献:H.Williams et al.(1979) Volcanology, Freeman, Cooper and Co.
執筆者:荒牧 重雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

