世界大百科事典(旧版)内のクリスタルバイオレットラクトンの言及
【感熱・感圧色素】より
…色素自体に感熱・感圧性があるのではない。感圧複写紙や感熱記録紙に利用されるが,両用とも色素はほぼ共通していて,使用される代表的な色素は,トリフェニルメタン‐フタリド系(クリスタルバイオレットラクトン,略号CVL),フルオラン系,フェノチアジン系などである。これらの色素は,通常は無色または微着色であるが,酸性白土やフェノール樹脂,ビスフェノールAなどの固体酸と接触すると実用的な高濃度に発色し,その発色は複写・記録紙に十分適合するような耐光性,耐昇華性,耐溶媒性を備えている。…
※「クリスタルバイオレットラクトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」