世界大百科事典(旧版)内のクリスチャン・ヒューマニズムの言及
【ミルトン】より
…ミルトンはケンブリッジ大学に進み,そこでルネサンス以来のヨーロッパ人文主義の伝統に深く沈潜すると同時に,自己の出身階級であるロンドンの新興市民階級の思想・信仰の基盤を受け継ぎ,高まりつつあった清教主義(ピューリタニズム)の波に身を預けていった。彼の生涯の思想体系が〈クリスチャン・ヒューマニズム(キリスト教的人文主義)〉としてとらえられるゆえんである。 しかしながら彼の思想と文学は,三つの段階を経て展開していったように見受けられる。…
※「クリスチャン・ヒューマニズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」