世界大百科事典(旧版)内のクリープダウンの言及
【核燃料】より
…したがって,もし被覆管に肉厚を貫通した穴があると,核分裂生成物が冷却水へと少しずつもれ出てくることになる。 また冷却水の圧力が高く,被覆管の温度も300℃以上の高温であるので,原子炉の運転を続けていくと,被覆管は冷却水に外側から押されて少しずつ細まっていく傾向があり,これをクリープダウンという。一方,ペレットは被覆管よりさらに温度が高いので,熱膨張し,ペレットと被覆管の間のギャップは狭まっていって,燃料の使用期間の後期にはペレットと被覆管が接触することもある。…
※「クリープダウン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」