クルスマタ(読み)くるすまた

世界大百科事典(旧版)内のクルスマタの言及

【スペイン舞踊】より


[古典舞踊|バイレ・クラシコ・エスパニョールbaile clásico español]
 スペインの踊手,とくに女性はすでにローマ時代から名高く,詩人マルティアリスやユウェナリスによっても詩に詠まれている。彼女らはクルスマタcrusmata(カスタネット状の楽器)を鳴らしながら奔放に踊りローマ人士から歓迎されたという。そのようにスペインにおける舞踊の起源はきわめて古いが,こんにちスペインの古典舞踊といえば,ルネサンス期以降,16~17世紀に行われた宮廷舞踊や市民社会の舞踊を母体にしたものだといえる。…

※「クルスマタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」