世界大百科事典(旧版)内のクルップ・コンツェルンの言及
【クルップ[会社]】より
…同社は持株会社で,その資本はクルップ財団が約70%,イラン政府が約25%支配している(イランは1974年ころから原油価格高騰による潤沢な資金で西ドイツ企業に接触し,クルップは当初警戒的であったが,76年の財政危機に至ってイランの資本参加を受けいれた)。この持株会社の下に事業会社としてクルップ・シュタールKrupp Stahl AG(鉄鋼),AGウェーザーAG Weser(造船),クルップ・ポリシウスKrupp Polysius AG(プラント)等約10の主要会社があり,クルップ・コンツェルンを形成している。コンツェルン全体の売上高は205億マルク,従業員数は約8万6000人である(1993年12月期)。…
※「クルップ・コンツェルン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」