世界大百科事典(旧版)内のクレーロー型の言及
【クレーロー】より
…啓蒙主義的な教育的配慮によって書き下ろされた《幾何学原論》(1741),《代数学原論》(1746)は,18世紀のフランス教育に大きな影響力をもった。微分方程式論にも寄与し,ある種の常微分方程式は今日,クレーロー型と呼ばれている。それはy=xp+f(p)(p≡dy/dx)の形に書き表すことができるもので,その一般解は,y=cx+f(c)という直線族であり,特異解はその直線族の包絡線で,もとの方程式とx+f′(p)からpを消去することによって得られる。…
※「クレーロー型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」