クロヒョウ

百科事典マイペディア 「クロヒョウ」の意味・わかりやすい解説

クロヒョウ

ヒョウ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クロヒョウ」の意味・わかりやすい解説

クロヒョウ
くろひょう

ヒョウ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のクロヒョウの言及

【ネコ(猫)】より


[形態と機能]
 現生の種の体の大きさは変化に富み,最小のものは南アフリカのカラハリ砂漠付近の乾燥地帯に生息するクロアシネコFelis nigripesで,体長33~50cm,尾長15~20cm,体重1.5~2.75kgにすぎないが,最大のものはアジアに分布するトラPanthera tigrisで,なかでもシベリア南東部や中国東北部に生息する亜種のシベリアトラ(チョウセントラ)P.t.altaicaは大きく,体長2.8m,尾長95cm,体重306kgに達する。体色も変異が著しく,灰色のコロコロ(パンパスキャット)Felis colocolo,灰褐色のジャングルキャットF.chaus,褐色のマライヤマネコF.planiceps,金色をおびた褐色のアフリカゴールデンキャットF.aurata,赤褐色のヤガランデF.yagouaroundiまであり,白色型のライオンP.leoや黒色型のヒョウ(クロヒョウ)P.pardusなども知られている。褐色や黒色の斑紋をもつものが多く,トラのような縞模様,ジャガーP.oncaなどのような梅花状の大きな斑紋,チーターAcinonyx jubatusなどのような黒点があり,それぞれまったく別のもののように見えるが,黒点がつながって縞模様や梅花状斑紋が形成されたものである。…

【ヒョウ(豹)】より

…全身に暗色の斑点があり,肩,上腕,背,脇腹,しりにかけては斑点が梅花状に並ぶ。全身が黒褐色のクロヒョウもしばしば見られるが,これは黒変型(黒色相)で亜種の違いでもなく,湿度が高く暑い熱帯の密林に多い。 環境への適応力が高く,低地の森林,山地,草原,荒れ地,砂漠などに広く生息し,キリマンジャロの標高5638mの地点からも捕獲されている。…

※「クロヒョウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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