世界大百科事典(旧版)内のクーフギールーエ族の言及
【ロル族】より
…イラン南西部に遊牧する部族。言語はクルド語に近いイラン系のロル方言。サファビー朝のときまで有力な大政治集団で,ホルシーディー朝(1155‐17世紀初め)をつくっていた。しかし,その後,デズ川を境に2派に分裂し,川の北にいた集団は〈小ロル〉と呼ばれ,南にいた集団は〈大ロル〉と称されたが,のちにバフティヤーリー族,クーフギールーエKūhgīlūyeh族を名のった。さらに19世紀後半,〈小ロル〉がカビール山脈,キャルハ川を境に東西に分裂し,今日,ロル族というのは東側の俗に〈ピーシュクーフPīshkūh〉地域の遊牧民のことをいう。…
※「クーフギールーエ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」