クールノーの恒等式(読み)くーるのーのこうとうしき

世界大百科事典(旧版)内のクールノーの恒等式の言及

【所得弾力性】より

…すなわち,各財に対する所得弾力性の加重平均は,合計すると必ず1となり,この加重平均のウェイトは各財への所得の支出割合となっている。この関係は一般に〈クールノーの恒等式〉とも呼ばれるものである。 所得弾力性ということばは,一般には財の〈需要の所得弾力性〉を指す場合が多いが,ときには各産業の生産物の需要に対する所得弾力性という意味で使われたり,あるいは貨幣需要の所得弾力性というように広く使われることがある。…

※「クールノーの恒等式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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