世界大百科事典(旧版)内のグアダルキビル断層の言及
【イベリア半島】より
…イベリア中央山塊は隆起により西に傾斜しただけでなく,さらに山塊の中央部の弱体であった破砕帯には北東から南西方向に中央山系,トレド山地が隆起し,この中央山系の南北に北メセタ(旧カスティリャ)と南メセタ(新カスティリャ)の2盆地が形成された。イベリア中央山塊の北部周辺部は南方方向の隆起と陥没により複雑な地形を生み出したが,南部周辺部では断層による大陥没地帯が生じ,南メセタの南縁を形成し,グアダルキビル断層として知られる。これらの地殻運動に加え,アルプス造山運動は,イベリア中央山塊の周辺を縁どるような,北部のカンタブリア山脈,バスク山地,北東部のピレネー山脈,南部のスブ・ベティカ山系を形成した。…
※「グアダルキビル断層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」