グラティウス,O.(読み)ぐらてぃうす

世界大百科事典(旧版)内のグラティウス,O.の言及

【無名人の手紙】より

…おりからロイヒリンは,1514年に有力な同情者たちの書簡を集め《有名人の手紙Epistolae clarorum virorum》として公表した。それに対する反対派の反論をやじるために刊行されたのがこの《無名人の手紙》で,ロイヒリンへの側面援護として,攻撃をケルン大学の代表者グラティウスOrtwin Gratius(1480ころ‐1542)に集中したもの。第1集(1515)は48通,第2集(1517)は追補ともあわせて70通にのぼり,それぞれ仮名(多くは学徒)を用い,ばかげた内容の同情的な手紙をグラティウスあてに書かせ,あべこべに自分たち,すなわち敵陣営の愚かさ,卑劣さ,淫猥(いんわい)さなどを痛烈にえぐったものである。…

※「グラティウス,O.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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