世界大百科事典(旧版)内のグロー光線の言及
【ヒットルフ】より
…53年から,イオンの移動による溶液中の電気伝導の研究を開始し,電気分解において,両極での塩の濃度減少が等しくならないという実験結果から,陽イオンと陰イオンの移動速度に差があるものと考え,輸率の概念を提出した。69年からはプリュッカーのあとを引き継いで,気体中の電気伝導の研究を行い,放電現象においてグロー光線と名付けた陰極線を発見,同時にこの陰極線の直進性や磁場による屈曲性,蛍光作用や熱作用なども明らかにした。【日野川 静枝】。…
※「グロー光線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」