世界大百科事典(旧版)内のグンドバートの言及
【ブルグント王国】より
…この事件はドイツ中世の英雄叙事詩《ニーベルンゲンの歌》によって,アッティラ指揮下のフン人によるグンターの王国の滅亡として伝承された。 残存のブルグント族は,443年,あらためて同盟者としてジュネーブ周辺の地域に移住して王国を再建した後,461年ころのリヨンの占領を契機に,ローヌ川回廊地域で南北両方向に勢力を拡大,グンドバート(グンドバド)Gundobad王(在位480‐516)の時代に最盛期に達する。しかし,王国内におけるブルグント人植民者は少数であったうえに,いくつかの特定の地域,とりわけスイスのフランス語圏地域,ジュラ地方,ソーヌ川流域に集中していた。…
※「グンドバート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」