世界大百科事典(旧版)内のケイゼル,H.J.の言及
【蹄鉄】より
…8代将軍徳川吉宗は馬政改革にきわめて熱心で,1729年(享保14)オランダ商館を通して洋馬を輸入するとともに,西洋の新しい装蹄技術の導入に努めた。このとき技術指導にあたったのがハンス・ユンゲル・ケイゼルというオランダ人で,彼は馬の飼育法のみならず,通常および特殊蹄鉄の装着法まで教授した。しかし,吉宗の努力にもかかわらず,洋式蹄鉄は日本に定着しなかった。…
※「ケイゼル,H.J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」