世界大百科事典(旧版)内のケッペンの指数の言及
【植生】より
…ここでの三つの降水型は実際には連続的に変化するものなので,原理的には問題があるが,実際の植生への適用性は広い。 北半球の植生において,温度については川喜田・吉良の暖かさの指数を,乾湿度に関してはケッペンの指数を用いて,相観に基づく植生区分である群系と気候との対応関係をうまく表すことができる。 高温多湿の熱帯多雨林は,鬱閉(うつぺい)した大高木層と小高木層の上に鬱閉しない巨大高木層をもつが,亜熱帯多雨林になると巨大高木層が欠けてくる。…
※「ケッペンの指数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」