ケナウェー,E.(読み)けなうぇー

世界大百科事典(旧版)内のケナウェー,E.の言及

【癌】より

…しかるに1915年,日本の山極勝三郎と市川厚一は,ウサギの耳に年余にわたりタールを塗りつづけるという忍耐強い実験の結果,世界にさきがけて人工的に〈刺激〉により癌をつくり出すことに成功したのである。この成功に力を得て,イギリスの化学者グループが癌原物質の探索を精力的に行い,28年,ケナウェーE.Kennaway(1881‐1958)は合成炭化水素1,2,5,6‐ジベンズアントラセンの癌原性を明らかにし,33年にはクックJ.Cookがタール中の癌原物質が3,4‐ベンツピレンであることをつきとめた。他方,佐々木隆興と吉田富三は1932年,アゾ色素の一種であるo‐アミノアゾトルエンを飼料に混ぜてラットに与え,肝臓癌を発生させることに成功した。…

※「ケナウェー,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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