世界大百科事典(旧版)内のケメンチェ・ルーミーの言及
【カマーンチェ】より
… トルコのケメンチェはカマーンチェのトルコ語形であるが,楽器の形態はいちじるしく異なり,西洋梨を縦割りにしたような形のネック型リュートである。これは本来ケメンチェ・ルーミー〈(東)ローマの胡弓〉と呼ばれたもので,ビザンティンの弦楽器の名残と考えられる。これは3弦で腹面は薄い板が張られており,近代ギリシアのリラやブルガリアのグースラはこれと同類である。…
※「ケメンチェ・ルーミー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」