世界大百科事典(旧版)内のケルチェミナール文化の言及
【アファナシエバ文化】より
…墳墓の板石に描かれた鷹と仮面をつけた人物像は,カラスク文化期の墓標上に刻まれた人面に類似し,この文化がカラスク文化へと継承されたことを示している。この文化と並行して,中央アジアのケルチェミナール文化,ヤムノイ文化,カタコンベ文化が存在した。【加藤 晋平】。…
【石刃鏃文化】より
…次に土器出現後の新石器段階の石刃鏃は,幅1cm前後以上の小型石刃から作られたもので,これには明確な地域性を認めることができる。バイカル湖以西の地では,沿バイカルのヒン文化,オビ川上流アンドレーエフ湖遺跡,中央アジアのケルチェミナール文化の石刃鏃は,その柄が片抉りのものである。ザバイカル,アムール川上流,内・外モンゴルにかけて分布する石刃鏃は,斜めの柄をもつものである。…
※「ケルチェミナール文化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」