ケロール,J.(読み)けろーる

世界大百科事典(旧版)内のケロール,J.の言及

【レジスタンス文学】より

…このようにして作家も出版者も一身の安全を犠牲にして活字とした作品は,いずれもドイツの抑圧への抵抗と人間の普遍的価値の擁護をそれぞれの政治的・思想的立場をこえて訴えるものであって,大革命以来のフランス精神の伝統的姿を伝え感動的である。 代表的作品としては,この時期にみごとな復権をなしとげた詩の領域で,アラゴンの《断腸詩集》《エルザの瞳》《フランスの起床ラッパ》,エリュアールの《ドイツ人と出会って》《詩と真実1942》,カスーの《ひそかに綴られた33のソネ》,ケロールJean Cayrol(1911‐ )の《夜と霧の詩篇》,小説の領域で,《海の沈黙》のほかモルガンClaude Morgan(1898‐ )の《人間のしるし》,トリオレの《アビニョンの恋人たち》,エッセーの領域で,モーリヤックの《黒い手帖》,ベルナノスの《イギリス人への手紙》,サンテグジュペリの《ある人質への手紙》,カミュの《ドイツ人の友への手紙》,ベイユの《根をもつこと》などがあげられよう。その他いちおう上演が可能だったとはいえ,戯曲としてアヌイの《アンティゴーヌ》,サルトルの《蠅》をそれらに加えてもさしつかえあるまい。…

※「ケロール,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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