ゲニウス(読み)げにうす

世界大百科事典(旧版)内のゲニウスの言及

【天才】より

…またそのような才能を持ち,それぞれの分野で比類ない創造性を発揮する人をいう。これにあたる英語のgenius,フランス語のgénieが,もともと〈守護神〉や〈守護霊〉を指すラテン語ゲニウスgeniusに由来することからもわかるように,古くはこういう神や霊が天賦の才をさずけてくれるものと考えられた。〈天才〉という漢語もまさに,〈天から分かち与えられた(すぐれた)才能〉を意味する言葉として使われており,初唐四傑の一人として華麗な詩風で詩壇を圧した王勃の例がよく知られる(《新唐書》)。…

【ローマ】より

…前者の代表はローマ元老院議員シンマクスであり,後者の代表はミラノ司教アンブロシウスであった。392年,フランク人出身ローマ軍司令官アルボガストを後ろ盾に,ウァレンティニアヌス2世(在位375‐392)を除去してローマに蜂起したエウゲニウスの簒奪(在位392‐394)は,テオドシウスによって鎮圧された。
[西ローマ帝国とその滅亡(395‐476)]
 テオドシウスの死(395)後,帝国の東半分をその長男アルカディウス(在位383‐408)が,西半分を次男ホノリウス(在位393‐423)が分治した。…

※「ゲニウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android