世界大百科事典(旧版)内のコイノビオンの言及
【修道院】より
…東方教会にいまも根強い隠修士的傾向はこのときに始まる。アントニウスと同じころ同じテーベで修道生活を始めたパコミウスは独住の日常的不便と精神的危険とを克服するために共同生活(コイノビオン)の修道院を建てた。それはそれぞれ20~40人の修道士が1人の監督のもとに共同生活を営む五つか六つの建物からなり,敷地内には別に聖堂(教会堂),食堂,外来者用宿舎,庭園が設けられていた。…
※「コイノビオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」