世界大百科事典(旧版)内のコフラディアスの言及
【スペイン演劇】より
…役者はおのおのの持ち役があったが,特に,舞台と客席とのつなぎ役の道化グラシオーソは重要であった。また,慈善団体(コフラディアスcofradías)が劇場〈コラール〉の興行権を特権として受け,その収益で病院を経営したり,孤児や浮浪者の救済事業を行った。この国民演劇は,その劇作術ゆえに古典主義者から非難されたが,他方,不道徳であるとして,道学者や聖職者たちによる激しい演劇糾弾にもさらされ続けた。…
※「コフラディアス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」