世界大百科事典(旧版)内のコプラテス峡谷の言及
【火星】より
…火星上でもう一つ目だつ地形としては,アメリカのグランド・キャニオンの2倍以上もあるような大峡谷が数多く見られることである。例えば,コプラテス峡谷と呼ばれるものは,幅が400~500km,深さが6kmで,2000km以上にもわたって続いている大断層である。このような地形が多く見られることは火星表面に張力が働いているためと考えられ,その原因として,火星でも地球上で見られるような地殻の活動の開始とか,火星全体の膨張期の存在などが唱えられている。…
※「コプラテス峡谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」