世界大百科事典(旧版)内のコペンハーゲン言語学集団の言及
【イェルムスレウ】より
…言理学glossematicsと称する独自の言語理論を提唱した。1931年ブレンダルViggo Brøndal(1887‐1942)とともにコペンハーゲン言語学集団を創設し,39年《国際構造言語学雑誌Acta linguistica》を創刊した。プラハの音韻論学派,アメリカの構造言語学派と並んで,20世紀前半の,ソシュール以後の言語学の3主流の一つを代表した。…
【構造言語学】より
…構造言語学ないし構造主義言語学ということばは,ふつう1920年代から50年代にかけてヨーロッパとアメリカに生じた革新的な言語学の諸流派を総称するのに用いられるが,具体的にはプラハの音韻論学派(プラハ言語学派),コペンハーゲンの言理学グループ,アメリカの記述言語学の諸集団およびそのどれにも属しない諸学者の多種多様な主張や見解が含まれる。最大公約数的な理論上の特徴をあえてあげるならば,言語を記号学的体系と認め,あらゆる言語に普遍的な最小の記号単位の数や組合せの面での相違が言語体系の構造の差異を作ると考えて,各言語の精密かつ全面的な構造的記述の理論と実際を追求する立場といえよう。…
※「コペンハーゲン言語学集団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」