世界大百科事典(旧版)内のコムトゥールの言及
【ドイツ騎士修道会】より
…頂点に立っていたのが純潔,服従,清貧(無所有)の誓いをたてた修道士の集団であり,そのなかから選挙によって総長が選出された。したがってこの地に成立した領域支配(ランデスヘルシャフト)は,複数のメンバーからなる一つの団体を支配者とするものであり,各地に地域行政官として派遣されたコムトゥールも騎士修道会士であった。修道士として,俗人とは異質な生活様式をもっていたから,一見したところきわめて合理的で官僚的な支配組織が形成された。…
※「コムトゥール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」