世界大百科事典(旧版)内のコムニダードの言及
【コムネロスの反乱】より
…国王カルロス1世は,ドイツ皇帝に選出されるために多額の費用を国際的金融業者から借り入れたが,その返済を含めて王室経費を捻出するために,1520年コルテスを召集し,強圧的に上納金承認を可決させてドイツに赴いた。これを契機にカスティリャ諸都市住民は,反乱のための〈誓約団体〉(コムニダードcomunidad)を結成し(その構成員をコムネロスcomunerosという),コレヒドールや王権と結託する都市寡頭支配者を攻撃し,都市統治権を掌握した。主要諸都市は,同年8月に聖会議Santa Juntaを結成し,国王の専横的支配に対して,フランドル人官僚の罷免,財政政策の改善,都市諸特権の尊重などを求めて抵抗を続けた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」