世界大百科事典(旧版)内のコリンズ,W.W.の言及
【推理小説】より
…このほかに推理小説評論が若干ある。 ポーが試みなかった長編推理小説を,イギリスのディケンズが《バーナビー・ラッジ》(1841),未完の《エドウィン・ドルードのなぞ》(1870)などで,ディケンズの親友W.コリンズが《ムーンストーン(月長石)》(1868)などで実現した。これらの作品では純粋の論理的操作もあるが,それより人間の性格・心理,状況の異常さに力点が置かれ,パズルよりも文学性に特色がある。…
※「コリンズ,W.W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」