コルニュの螺線(読み)こるにゅのらせん

世界大百科事典(旧版)内のコルニュの螺線の言及

【曲線】より

…とくに,raθ,raebθ,ra/θ(a,bは定数)で表される曲線をそれぞれアルキメデスの螺線Archimedes’ spiral,対数螺線logarithmic spiral(等角螺線equiangular spiral),双曲螺線hyperbolic spiralという(図21)。とおくとき,tを媒介変数として,で表される曲線をコルニュの螺線Cornu’s spiralまたはクロソイドclothoidという(図22)。【中岡 稔】。…

【クロソイド】より

…フレネル積分,を考えるとき,媒介変数uを用いて,で表される曲線をクロソイドという。弧長がsである点における曲率がa2/sである曲線はクロソイドの一部をなす。コルニュM.A.Cornu(1841‐1902)が,物理光学における回折現象の表現のためにこの曲線を用いたので〈コルニュのらせん〉とも呼ばれる(図)。一定の速さで走る車のハンドルを一定の角速度で回転したとき,この車の走る道筋はこの曲線になる。そのためこの曲線の一部が高速道路などに応用される。…

【螺旋(螺線)】より

…(d)方程式r2θ=a2(aは定数)で表される曲線はリチュスと呼ばれる(図4)。(e)方程式,とおくとき,直交座標系に関して,と媒介変数表示される曲線をコルニュの螺線またはクロソイドという。弧長がsである点における曲率がa2/sである平面曲線はコルニュの螺線の一部である。…

※「コルニュの螺線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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