世界大百科事典(旧版)内のコロイド分散系の言及
【コロイド】より
…均質な媒質中に直径1~500nm(10-6~5×10-4mm)程度の微粒子あるいは巨大分子が分散している状態(コロイド状態)にある系をコロイドあるいはコロイド分散系という。コロイドとはギリシア語のにかわ(膠)を意味するkollaに由来する名称で,膠質(こうしつ)ともいう。…
【分散】より
…分散によってつくられる混合物を分散系disperse systemといい,連続な均一相をつくる物質を分散媒,微粒子をつくる物質を分散質と呼ぶ。コロイド範囲の大きさの粒子にまで分散した系をとくにコロイド分散系といい,懸濁液や乳濁液はその例である。分子状にまで分散すると,微視的にみても均質な溶液となる。…
※「コロイド分散系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」