最新 地学事典 「コンキオリン」の解説
コンキオリン
conchiolin
E. Fremy(1855)により命名された,軟体動物殻体の真珠層中に含まれる不溶性膜状タンパク質等の総称。タンパク質部分は,アラニン・グリシンに富む特異なアミノ酸組成をもち,βシート構造をもつ。高濃度のギ酸に溶解して低分子量のポリペプチドに分かれるが,ギ酸を除去すると膜が再構成される。腹足類・斧足類・頭足類の軟体動物の分類単位ごとにコンキオリンの構造と組成が異なり,特に頭足類にはキチンの存在が報告されている。
執筆者:佐俣 哲郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

