世界大百科事典(旧版)内のコングロマリット型合併の言及
【合併】より
…日本とヨーロッパ諸国では水平的合併(同一製品を同一市場において販売する企業間の合併)と垂直的合併(製品の販売先または原材料の購入先との合併)がほとんどであるのに対して,アメリカでは企業合併の多くは複合的合併であった。複合的合併は,(1)同一製品を別々の地域で販売している企業の合併,(2)生産あるいは販売において機能的に関連のある企業間の合併,(3)互いに事業になんら関係のない企業の合併,に分けられるが,アメリカは(3)のコングロマリット型合併が中心である。アメリカでは,1950年の法改正によって水平的合併と垂直的合併が厳格に規制されるようになってから,合併は企業の成長する機会の拡大や投資対象として企業の買収という形で行われるケースが多い。…
※「コングロマリット型合併」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」