コンスタンツの和(読み)こんすたんつのわ

世界大百科事典(旧版)内のコンスタンツの和の言及

【イタリア】より

…11世紀初頭以降,ヨーロッパ全体の経済発展とベネチア,ジェノバを先頭とする地中海商業の展開の中でイタリアの都市は著しく成長し,コムーネ(自治都市)を形成した。12世紀にドイツ皇帝フリードリヒ1世(バルバロッサ)がイタリア征服のため6回の遠征を行ったとき,北イタリアの諸都市はロンバルディア都市同盟を結成して対抗し,ついにコンスタンツの和(1183)によって自立的地位を承認させた。研究者の中には,これ以前を封建時代,以後をコムーネ時代と分ける者がいる。…

【ロンバルディア都市同盟】より

…本来,政治・軍事的同盟ではあったが,相互に交易の自由を保障し合う経済的性格も帯びた。同盟軍は76年レニャーノの戦で皇帝軍を破り,83年コンスタンツの和で皇帝の宗主権を認める代りに,同盟の存続とこれまでの諸特権を皇帝に認めさせた。以後同盟は更新されるが,力を失う。…

※「コンスタンツの和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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